スーパーで買い物をしているとき、公園で子供と遊んでいるとき、あるいは友人宅での最中に、突然赤の他人があなたの赤ちゃんに触れたり、抱こうとしたりしたことはありませんか?その時、あなたはどう感じましたか?
「他人に赤ちゃんを無断で触られるのが嫌だ」という気持ちは、多くの親が共有する感情です。でも、そんなことを考えると「私、心が狭いのかな?」と自問自答してしまうことあるかもしれません。
結論から言うと、そんなあなたの気持ちは心が狭いことはありません。自分を責める必要はありません。
では、なぜ私たちは無断で赤ちゃんに触られるのが嫌なのでしょうか?
- 赤ちゃんの安全を守りたい:親として、私たちは自分の子どもの安全を第一に考えます。感染症のリスク、不意の恐怖反応、誤って伝えられる可能性など、知らない人に触られることで赤ちゃんには極めてリスクは存在します。
- プライバシーを尊重したい: 赤ちゃんもまた一人の人間で、その身体は自分自身のものです。 無断で接触されることは、赤ちゃんの個人的な空間とプライバシーを侵害すると言います。プライバシーを尊重することが大切です。
- 親の責任と自己決定権:親として、私たちは子どもを育てる上で責任を持っています。誰が自分の赤ちゃんに触れていいか、どの程度接触できるかは親が決定するべきことです。
無断で赤ちゃんに触れる人達の中で年配の方がいらっしゃいます。今子育てしている世代は、人と人との適切な距離感や尊重の重要性、ハラスメント問題について小さいころから教育を受けておりより深く認識しています。
昔は、そういったハラスメントや個人を尊重する概念自体がありませんでした。また、子供はみんなで育てるといったこともありました。ですから他人の子供でも悪いことをしていたら当然のように叱っていました。そんな時代的背景によってそういった意識が少ない年配の方と私たちの価値観の違いが、親としての我々と他人との間に不快感を生む一因となっているところもあります。一概にそのような人たちを責めるのはいったん控えましょう。私たちもその時代に生まれ育ったら年配の方と同じ行為をしていたかもしれません。
しかし、理解と容認は違います。他人に対してあなたの気持ちを伝え、無断での接触を断つことは大切です。 それがあなたの子どもを守り、他人にあなたの価値観を理解してもらうための第一歩となるからです。
「無断で他人に赤ちゃんを触られるのが嫌だ」というあなたの気持ちは、一瞬心が狭いと感じるかもしれません。しかし、 それはあなたが自分の赤ちゃんを心から大切に思い、その安全とプライバシーを守るための親としての自然な感情なのです。
自分の心が狭いのではないかと悩むあなたには思いやり心があります。他人の気持ちや背景を無意識的に理解しようとしているのですから。あなた自身が持つその心を信じて、まずは他人ではなく自分の赤ちゃんを守り育てていきましょう。
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